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家に駐車場がないけど車が欲しい!購入前に知っておくべきことは?

駐車場がない家に住んでいて車を買う必要に迫られている方にとって、駐車場の確保は優先的に解決すべき課題です。

すでに車を持っている方も、以下のようなケースでは駐車場を新たに探さなければなりません。

  • 駐車場がない一戸建てを購入した
  • 引越し先の賃貸住宅に駐車場がない
  • 分譲マンションに戸数分の駐車場がなく、利用できない

そこで本記事では、駐車場がない家に住む方が自動車を購入する際に知っておくべきことと、自宅外での駐車場の探し方について解説します。ぜひ参考にしてください。

家に駐車場がなくても車の購入は可能!

車を観賞用として保管しておくだけなら、駐車場がなくても「置き場」さえあれば購入できます。

家に駐車場がなくても、法律の要件を満たす駐車場を他所に確保できれば、車の購入は可能です。ほとんどの場合は月極駐車場を借りることになるでしょう。

車を購入する前に知っておくべき「車庫証明」とは

車庫証明とは、所有する車の保管場所が確保されていることを証明する書類で、正式名称を「自動車保管場所証明書」といいます。

すべての普通車には、「自動車の保管場所の確保等に関する法律(車庫法)」で車庫証明の取得が義務付けられています。車を購入した場合は、新車か中古車かに関わらず車庫証明を取得し、車庫証明で申告した場所に車を保管することが基本です。

車の購入にともなう車庫証明取得の手続きは、手数料を払えばディーラーや中古車販売店に代行してもらえます。

車庫証明に必要な書類

車庫証明は、駐車場の所在地を管轄する警察署に申請して取得します。手続きに必要な書類は下表のとおりです。

必要な書類 内容 書類入手方法
1 自動車保管場所証明申請書 おもに車の情報や保管場所を記入 各都道府県の警察署で入手または ホームページからダウンロード
2 保管場所標章交付申請書 おもに車の情報や保管場所を記入
3 保管場所の所在図・配置図 自宅と車庫がわかる地図
4 保管場所使用権原疎明書面 (自認書) 使用権原を 疎明する書面(いずれか1種類) 駐車場が自己単独所有の場合
5 保管場所使用承諾証明書 駐車場が他人所有の場合(賃貸駐車場など)
6 駐車場賃貸借契約書の写し
7 車の使用本拠地(居住地)を確認できるもの 運転免許証、公共料金の領収書、消印のある郵便物など

表中4~6の「使用権原を疎明する書面」とは、保管場所を使用する法律上の正当な理由があることを証明する書類のことで、いずれか1種類を準備すれば手続きできます。

居住地を確認するもの以外は駐車場の確定後でなければ作成できないため、車庫証明の申請をする前に駐車場の契約を完了しておきましょう。

軽自動車は地域により車庫証明が不要

軽自動車は普通車と異なり、車両登録時に車庫証明の取得は不要です。しかし、地域によっては車の保管場所を管轄の警察署に届け出る必要があり、その場合は車庫証明取得時とほぼ同じ書類を提出します。

基本的に、軽自動車の保管場所届出が必要な地域は、以下のとおりです。

  • 各都道府県の県庁所在地
  • 人口10万人以上の市町村
  • 東京や大阪などの都心部から30km圏内の市町村

軽自動車の保管場所届出は、車両購入の場合にはナンバープレート交付後ただちに、車の保管場所を変えた場合には、変更した日から15日以内に行なうよう求められています。

届出の違反者には罰則が科せられるため、届出が必要かどうかの判断が難しい場合は警察署のホームページなどで確認し、漏れがないようにしましょう。

普通自動車の車庫証明については、以下の記事で詳しく解説しています。
「車庫証明の取り方とは?取得手順や必要な書類を解説」

軽自動車の車庫証明については、以下の記事で詳しく解説しています。
「軽自動車なら車庫証明はいらない?不要な地域や未提出による罰則も解説」

どのタイミングで駐車場を契約すべき?

普通自動車はナンバープレート交付前、軽自動車はナンバープレート交付後と、両者の保管場所手続きのタイミングは異なりますが、駐車場の契約は、いずれも自動車購入の商談を始める頃にしておきましょう。

普通自動車を購入する場合

賃貸駐車場契約には審査があり、契約が締結されるまでに1週間から2週間ほどかかります。普通車の場合、車庫証明がなければ新車登録ができず、ナンバープレートの交付が受けられません。中古車購入にあたっても、名義変更(移転登録)に車庫証明が必要です。

車庫証明の申請から発行までには3~7日ほどかかるため、遅くとも自動車購入の商談に入る頃には、駐車場の契約手続きを始めておくことが望ましいといえます。購入を迷っている段階や購入時期が未定の場合は、慌てて駐車場を契約する必要はありません。

軽自動車を購入する場合

軽自動車の場合、保管場所届出の対象地域では、購入後すぐに届け出なければなりません。普通車の場合と同様の書類が必要となるため、賃貸の駐車場を保管場所とする場合には、届出までに契約を済ませておく必要があります。

駐車場の契約に約1週間から2週間かかることを考慮すれば、軽自動車もやはり販売店と話を始めた時点で契約するほうがよいでしょう。

軽自動車の保管場所届出は、購入後に自分で手続きをしても良いですが、販売店に代行してもらうことも可能です。

家に駐車場がない場合の探し方3選

駐車場の探し方としては、おもに、「自宅周辺を歩いて探す」「不動産会社に問い合わせる」「インターネットで探す」の3つの方法が挙げられます。それぞれの探し方の特徴について見ていきましょう。

自宅周辺を歩いて探す

自宅周辺の駐車場を探すのであれば、自分で歩いて探す方法があります。自宅から駐車場までの距離やルート、入出庫のしやすさなどを、実際に自分の目で見て確認することができます。

歩いて探すと、不動産会社も知らないような個人経営の駐車場が見つかる可能性もあります。オーナーと直接やり取りをする場合は、自分で手続きをすることになりますが、その分、仲介手数料が不要になる点はメリットといえるでしょう。

不動産会社に問い合わせる

不動産会社では、月極駐車場の管理を委託されていることも多いため、自宅近くの不動産会社に出向いて探すという方法もあります。担当者に対面で相談できるので、その場で疑問点を解消しながら、納得のいく説明を受けられるでしょう。

また、駐車場のない賃貸住宅へ引越しする場合は、住宅を仲介する不動産会社や管理会社に相談すれば、近くの月極駐車場を紹介してもらえることがあります。

インターネットで探す

車の購入、引越し、駐車場探しを同時進行するのは意外に大変ですが、インターネットの駐車場検索サイトを利用すれば、いつでも手軽に探すことができて便利です。

全国の情報を網羅するインターネットサイトは、遠方から転居先の駐車場を探したいときには特に威力を発揮します。

なお、インターネットサイトの情報はリアルタイムで更新されていない可能性があるため、利用したい駐車場を見つけたら、サイト運営者に問い合わせて、最新の情報を入手しましょう。

駐車場を探すときのポイント4つ

自宅に駐車場がない、あるいは足りない場合は、外で駐車場を探すことになります。車庫証明を取得するための要件も含めて、駐車場を探す際のポイントを押さえておきましょう。

自宅からの距離

車庫証明を取得するには、「自動車の保管場所の確保等に関する法律(車庫法)」に規定される「使用の本拠の位置から2kmを超えないこと」という要件を満たさなければなりません。

法的には自宅から2km以内であれば良いとはいえ、雨の日や荷物が重いとき、お子様と一緒に徒歩で移動するときのことなどを考えると、なるべく自宅に近い駐車場を探したいところです。

車に滅多に乗らない、大人しか利用しないという場合は、距離以外の条件を優先してもよいでしょう。

駐車場や駐車スペースの広さや形状

車庫証明取得の要件には、「自動車が通行できる道路から支障なく出入りでき、自動車の全体を収容できること」という項目もあります。

すなわち、駐車場に入りやすいか、車種に合った駐車スペースを確保できるかの2点をチェックすることが必要です。前面道路の交通量や駐車場出入口の広さ、駐車区画の大きさなどを確認しましょう。

また、周辺に余裕がないと駐車しにくいため、自分の車をとめる区画だけでなく、駐車場全体の広さや形状も見ておく必要があります。

駐車場の環境

車両盗難や車上ねらいの多くは夜間に起こっているため、駐車場を選ぶ際には、特に夜間の防犯面に配慮が必要です。

人目につきやすい場所で、夜間照明や防犯カメラが設置されていることが望ましいといえます。人が自由に出入りできない、機械式駐車場の利用を検討してもよいでしょう。

舗装や屋根の有無もチェックしておきたいポイントです。

舗装されていない駐車場の場合、土のままであれば、雨の日に水たまりができて乗り降りが不便になったり、泥跳ねで車が汚れたりすることが考えられます。

砂利を敷いている場合には、走行時に砂利が跳ねて、車を傷つけることもあるでしょう。また、舗装されていない駐車場は、区画がわかりにくいことも難点です。

屋根付きや屋内の駐車場は、柱が邪魔で駐車しにくい反面、雨や雪の影響を受けない、車が砂ぼこりや鳥のフンなどで汚れないといった利点があります。

駐車場代

駐車場の賃借料は、立地が良く、設備が良いほど高くなる傾向があります。毎月の費用が負担にならないかという観点も、駐車場選びには必要でしょう。

また、月極駐車場の契約時には、賃貸住宅の契約時と同様、初期費用がかかります。初期費用としては、敷金もしくは保証金(賃借料の1~2カ月分)と前払い賃借料1カ月分に加えて、不動産会社の仲介で契約した場合は、仲介手数料を支払うのが一般的です。

礼金やその他の費用が必要かどうかは、駐車場やオーナーによって異なるため、同条件の駐車場が複数ある場合は、駐車場の賃借料や初期費用を比較検討するのもよいでしょう。

まとめ

公道を走る普通車には車庫証明が必要で、軽自動車の場合も、地域によっては車の保管場所届出が義務付けられています。車を購入する際は、商談に入る段階で駐車場を確保しておけば安心です。

駐車場を探す方法には、おもに、自宅周辺を歩いて探す、不動産会社に問い合わせる、インターネットで探す、の3つの方法が挙げられます。

なかでも、駐車場検索サイトの活用は、引越し先が遠方の場合や、幅広く情報収集したい場合、駐車場探しに時間をかけられない場合に役立ちます。

アットパーキングは、2021年9月時点で契約者数が9万人を超える月極駐車場検索サイトです。専任スタッフに無料で相談できるので、駐車場探しにぜひご活用ください。

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