月極駐車場検索アットパーキング

月極駐車場を借りることを検討しているものの、「どのような流れで契約すれば良いかわからない」という方も少なくないでしょう。

月極駐車場は事前に契約の流れを理解しておくことで、スムーズに利用できるようになります。また、事前に必要なものを把握し、早めに準備しておくことも重要です。

この記事では、月極駐車場の借り方、契約するための基本的な流れや契約時に必要なもの、初期費用などを解説します。

【月極駐車場の借り方】基本的な契約の流れ

まずは、月極駐車場を契約する基本的な流れを紹介します。契約までの工程にはいくつかポイントがあるため、しっかりと押さえておきましょう。

①駐車場を探す

従来の駐車場探しは、実際に現地を歩いて探したり、駐車場を管理する不動産業者を訪ねたりする方法が一般的でした。しかし近年は、インターネット上で複数の駐車場を比較できる、ポータルサイトを利用して探す方法が主流です。

月極駐車場の探し方について詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。
月極駐車場の探し方は？それぞれのメリットや知っておきたいポイントも紹介

月極駐車場を探す際、車庫証明書を取得する予定がある場合は以下の点に注意しましょう。

• 自宅から直線距離にして2km以内であること
• 車を支障なく出入りさせられること
• 車全体を収容できること
• 車の所有者に保管場所として使用する権利があること

車は「自動車の保管場所に関する法律」によって、上記の条件を満たす場所に置くことが定められています。駐車場によっては車庫証明登録ができない場合もあるため、事前に確認するのがおすすめです。

②申込書・必要書類の提出

契約したい月極駐車場が決まったら、駐車場のオーナーまたは管理会社へ連絡して、申し込みを行ないます。申し込みの際には申込書へ必要事項を記入し、指定された書類を提出するのが一般的な流れです。

ポータルサイトに掲載されている月極駐車場の場合は、オンライン上から申し込めるケースも珍しくありません。個人情報・車両情報に加え、免許証や車検証などの画像を申し込みフォームから送信することで提出できます。

③オーナー・管理会社による審査

月極駐車場は、申し込みをすれば必ず借りられるわけではありません。申し込み情報をもとに、駐車場オーナーや管理会社が審査を行ない、通過した場合のみ契約できます。

審査が通らないケースとして、以下のような例が挙げられます。

• 未成年
• 収入が不安定（年収が低い、勤続年数が短いなど）
• 違法改造車
• 公序良俗に反する職業
• 契約理由が不適切（自宅からは遠いけど賃料が安いなど）

未成年や収入が不安定な方が一度審査に落ちると、契約者を保護者に変更しても再審査を断られる場合がほとんどです。

さらに、契約理由が不適切な場合はトラブルの原因になるおそれがあるため、審査に落ちることが多いようです。

④契約書の締結・初期費用の支払い

審査を通過したという連絡を受けたら、指定の初期費用を支払います。初期費用とは、契約前に支払うさまざまな費用の総称で、具体的な金額は月極駐車場ごとに異なります。

オーナーや管理会社によっては、審査前に初期費用を支払うケースも少なくありません。申し込む月極駐車場は、どのタイミングで支払うのかを確認しておくと安心です。

契約書は内容をよく確認し、不明な点がある場合は締結前に問い合わせて確認してください。利用開始後のトラブル防止のためにも、事前に理解しておくことが重要です。

また、契約書には、オーナーや管理会社の名前・連絡先などの大切な情報が記載されているため、解約時まで大切に保管しておきましょう。

⑤駐車場の使用開始

無事に契約が完了したら、契約書に記載された「利用開始日」以降、月極駐車場の利用が可能になります。

月極駐車場の契約に必要なものと初期費用

ここでは、月極駐車場の契約時に必要なものや、初期費用としてどのような費用が発生するのかを解説します。事前に把握しておき、希望の月極駐車場が見つかったらスムーズに契約できるようにしましょう。

月極駐車場の契約に必要なもの

月極駐車場の契約では多くの場合で必要なものと、審査が厳しい場合に求められるものがあります。それぞれ必要なものを、以下の表にまとめたので参考にしてください。

多くの場合で必要なもの	審査が厳しい場合に求められるもの
・車検証（コピー） ・運転免許証（コピー） ・印鑑 ・印鑑証明書	・収入証明書（所得証明書、課税証明書、源泉徴収票など） ・住民票 ・任意保険証（コピー）

必要な書類は、月極駐車場のオーナーや管理会社によってさまざまです。申し込みを決めたら早めに確認し、準備しておきましょう。

月極駐車場の初期費用

月極駐車場の契約では、初期費用として前家賃、保証金（敷金）、礼金、仲介手数料などがかかります。それぞれの費用の目安は、以下のとおりです。

• 前家賃：月極駐車場の使用料（賃料1カ月分）
• 保証金（敷金）：設備破損時などに使われ、何もなければ解約時に返金される（賃料1～2カ月分）
• 礼金：オーナーへ支払うお礼金で、返金されない（賃料1～2カ月分）
• 仲介手数料：不動産業者など管理会社を通した際の手数料（賃料1カ月分〜）

これらの初期費用が契約審査前に必要になる場合もあることから、早めに準備しておくことが大切です。

ただし、月極駐車場によっては、礼金や仲介手数料が発生しないケースもあります。必要な初期費用の種類や金額は月極駐車場ごとに異なるため、契約前に確認しましょう。

月極駐車場の契約から利用開始までの期間はどのくらい？

一般的に、月極駐車場の契約から利用可能になるまでの期間は、申込書などの提出から早くても1週間ほどです。

即日利用できる場所もありますが、稀なケースのため現実的ではありません。利用を開始したい日付が明確な場合は、余裕をもって申し込みを行なうとよいでしょう。

ただし、利用者の募集は、月極駐車場に空きが出る1カ月ほど前から開始されるケースがほとんどです。解約申請期限が1カ月前の場合が多く、前の利用者が解約するかどうかがわかる時期であるからです。

早めに契約できても、利用開始まで1カ月近く待つこともあるため、タイミングを見ながら申し込みましょう。なお、オンライン上で申し込みや契約の手続きが可能な場合は、オフラインと比べて、利用開始までの期間を短縮できることが多い傾向にあります。

月極駐車場を探すときの3つのポイント

月極駐車場探しは、希望エリアが満車だったり条件が合う場所が複数あって迷ったりと、なかなか決まらないこともあるでしょう。ここでは、月極駐車場を探す際のポイントを3つ紹介します。

迷ったら仮押さえができるか確認しよう

「複数の候補があって迷っている」「本契約まで少し時間が必要」といった場合は、仮押さえができるか確認してみましょう。迷っている間に他の方が契約することのないよう、可能であれば仮押さえしておくと安心です。

一般的には、申込書を提出した時点で月極駐車場の仮押さえができますが、仮押さえが可能かどうかは、オーナーや管理会社によって異なります。仮押さえの確認はもちろん、どのタイミングでできるのかを確認し、早めの行動を心がけましょう。

満車の場合は空き予定を確認しよう

問い合わせ時に満車で断られた場合は、空き予定の最新情報を確認しましょう。現時点では満車でも、近いうちに空き予定があり、まだ情報が開示されていないケースがあるためです。

空き予定に合わせて契約を済ませておけば、スムーズに月極駐車場の利用を開始できます。実際に空きが出るまでは、コインパーキングなどを利用するのも一つの方法です。

空きが出たら連絡をもらう

希望の月極駐車場が満車の場合は、空きが出たときに連絡してもらいましょう。しばらく空き予定がない月極駐車場でも、何らかの事情で空きが出る可能性もあります。

特に、契約を急いでいない場合は連絡先を伝えておき、空いたら教えてもらえるよう交渉するのがおすすめです。その他、現在の月極駐車場から別の場所へ借り換えたい場合も、連絡をお願いしておくと、条件の良い駐車場を契約できるかもしれません。

なお、月極駐車場をオンラインで申し込めるWebサイトのなかには、状況に応じて仮予約ができるものも存在します。すぐに契約可能な月極駐車場と区別して、「空き待ち（空いたら連絡）」が可能な月極駐車場を把握しやすくなっているため、チェックしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

月極駐車場を借りることを検討している場合には、大まかな契約の流れを理解しておくことが大切です。契約時には複数の書類や初期費用が必要なため、早めに準備しておくと契約がスムーズに進みます。

なかなか月極駐車場が見つからない場合は、仮押さえができるか・空きが出たら連絡してもらえるかなどを問い合わせてみましょう。また、看板やWebサイト上には反映されていない空き予定の最新情報を確認するのも、有効な方法です。

「アットパーキング」では、Webサイト上で全国の月極駐車場を検索できます。現時点で満車の場合でも空き待ち予約が可能なほか、一部の月極駐車場ではオンライン申し込みを受け付けています。ぜひ、お探しのエリアで検索してみてください。