月極駐車場検索アットパーキング

車を所有していると、自動車保険料・車検代・自動車税といった維持管理費のほかに、駐車場代も必要となる場合があります。

駐車場代は毎月かかる固定費です。立地などを優先しすぎて駐車場代が高い場所を選んでしまうと、家計を圧迫しかねません。立地や駐車場代等を総合的に判断して、自分に合った駐車場を選びましょう。

また、駐車場代は地域や駐車場の形式によって異なります。この記事では、月極駐車場の賃料が高い地域・安い地域と、併せて安い駐車場を探す方法を説明します。

駐車場代の相場が知りたい方や、駐車場代を少しでも安くしたい方はぜひ参考にしてください。

月極駐車場が高い地域・低い地域

全国の月極駐車場を検索できる「アットパーキング」のサイトデータをもとに、月極駐車場の賃料を見ていきましょう。

月極駐車場の平均賃料は関東エリアで約1万8,283円、九州エリアで約7,349円など、エリアによって賃料に大きな差があることがわかります。都道府県別・都道府県庁所在地別における、月極駐車場の賃料ランキングを見てましょう。

都道府県別！月極駐車場の賃料ランキング

アットパーキングのサイトデータによると、月極駐車場賃料の上位5都道府県、下位5都道府県は以下のとおりとなっています。

・月極駐車場賃料が最も高い都道府県TOP5

都道府県	平均賃料
東京都	2万2,381円
神奈川県	1万6,112円
千葉県	1万2,468円
大阪府	1万2,453円
京都府	1万1,379円

・月極駐車場賃料が最も安い都道府県TOP5

都道府県	平均賃料
宮崎県	5,262円
山梨県	5,534円
群馬県	5,564円
佐賀県	5,611円
長野県	5,641円

（平均賃料はアットパーキングのデータ参照　2022年6月現在）

関東や関西などの人口が多い大都市圏は、月極駐車場の賃料が高くなっており、最高値と最安値では1万5,000円以上の差があります。

地域によって、平均賃料が大きく異なることがわかるでしょう。

県庁所在地別！月極駐車場の賃料ランキング

続いて、県庁所在地別の賃料を見ていきましょう。都道府県別と同様に、月極駐車場の賃料の上位5エリア、下位5エリアを紹介します。

・月極駐車場賃料が最も高い都道府県庁所在地TOP5

都道府県	平均賃料
新宿区	3万4,749円
大阪市中央区	2万8,671円
横浜市中区	2万6,599円
神戸市中央区	2万3,460円
名古屋市中区	2万3,276円

・月極駐車場賃料が最も安い都道府県庁所在地TOP5

都道府県	平均賃料
宮崎市	5,311円
佐賀市	5,565円
山口市	5,599円
山形市	5,741円
津市	5,757円

（賃料はアットパーキングのデータ参照　2022年6月現在）

賃料の高い都道府県庁所在地は関東と関西、および東海エリアで、都道府県別で見るよりも平均値が高くなっています。都道府県庁所在地は都市の中心部であるため、賃料がより高くなる傾向があるといえるでしょう。

一方、賃料の安い月極駐車場を見てみると、都道府県別のランキングとは異なるエリアが複数入っています。

ただし、上記金額はあくまで平均値であり、同じエリア内でも金額には幅がある点に注意してください。駐車場の設備等によっても賃料は変化するため、平均値を参考にしつつ、立地や設備の観点から駐車場を選びましょう。

月平面式と機械式、どちらの月極駐車場が高い？

駐車場の形式には、大きく分けて平面式（平置き）駐車場と機械式駐車場の2種類があります。

平面式と機械式には、どのような違いがあるのでしょうか。それぞれの特徴や賃料、メリット・デメリットを見ていきましょう。

平面式駐車場は高い傾向にある

平面式駐車場とは、駐車スペースが白線やロープで区切られていて、車道から走行してそのままとめられる駐車場のことです。

平面式には、特定の敷地の一部または全部を、屋根のない青空駐車場としているケースや、建物の1階や地下を駐車スペースとしているケースがあります。

平面式の大きなメリットは、車高や重量の制限がほぼないため、どのような車でも利用できることです。また、入出庫の手間がかからず、待ち時間もありません。駐車後に荷物の出し入れが自由にできる点も、平面式のメリットでしょう。

一方、平面式駐車場のデメリットは、直射日光や風雨にさらされることです。駐車場本体にこまめなメンテナンスが必要になり、車両も風雨の影響を受けます。屋根がない駐車場の場合は、雨の日の乗り降りが非常に不便になるでしょう。

また、平面式駐車場は広い敷地が必要なため、賃料は高くなる傾向にあります。ただし、地面が舗装されておらず、砂利を踏み固めただけの駐車場は、比較的賃料が安いかもしれません。

機械式駐車場は意外と安い

機械式駐車場とは、昇降機などの機械を使用して車の出し入れを行なう駐車場です。平面式駐車場と比べて大がかりな設備が必要になるため、機械式駐車場は賃料が高いと思われがちですが、実際はそれほど高くありません。

設備の程度にもよりますが、限られたスペースに多くの車をとめるため、機械式駐車場は、賃料が安くなる傾向にあるのです。

機械式駐車場はタワー型など屋内に車を保管するタイプのものも多く、雨風の影響を受けません。また、駐車場の契約者しか機械を操作できないため、セキュリティ面でも安心できるでしょう。

ただし、対応できる車の高さや重量などに制限があるうえ、機械式駐車場は出し入れのたびに機械を操作するため、時間がかかります。

安い月極駐車場を探す方法

駐車場代は毎月かかるため、数千円価格が変わるだけで、年間で見ると数万円の差になってしまいます。少しでも安く月極駐車場を借りるために、まずは月極駐車場の探し方を知っておきましょう。

ここでは、月極駐車場の探し方を3つ紹介します。

不動産屋に尋ねる

多くの不動産屋は、住宅だけでなく駐車場も取り扱っています。物件を探すのと同様に不動産のサイトで駐車場を検索してみてください。

ただし、不動産業者を経由して駐車場を契約すると、仲介手数料がかかってしまい、初期費用が高くなるケースもあるため注意が必要です。

地域の不動産屋へ直接尋ねてみると、インターネット上には出ていない駐車場の情報が手に入ることもあるため、まずは近くの不動産に問い合わせてみましょう。

駐車場検索サイトを利用する

駐車場のオーナーと駐車場を利用したい人をマッチングする、駐車場検索サイトなども選択肢の一つです。

駐車場契約サイトでは、不動産屋がオーナーと利用者の間に入っていないことも多いため、仲介手数料が不要で初期費用が安くなるケースもあります。

賃料が記載されている検索サイトなら、複数の駐車場の賃料を簡単に比較できるため、より賃料が安い駐車場を探しやすいでしょう。

自分の足で探す

月極駐車場のなかには、不動産屋を介さずに、オーナーが個人で経営しているものも多くあります。このような駐車場はインターネット上や不動産屋に情報がないため、現地の駐車場に看板などを設置し、直接利用者を募集している場合がほとんどです。

意外な場所に駐車場が見つかることもあるため、家の近所を歩いて探してみても良いかもしれません。

オーナーと直接交渉できれば、仲介手数料が不要で初期費用が安く済みます。交渉次第では、賃料を下げてもらえる場合もあるでしょう。

安い月極駐車場の特徴

安い月極駐車場にはいくつか特徴があります。ここでは、月極駐車場を探す際に知っておきたい、安い駐車場の3つの特徴を紹介します。

砂利のままで未舗装

平面駐車場の場合、地面が舗装されておらず、砂利のままの駐車場は賃料が安い傾向にあります。整地にかかる費用がない分、駐車料金をそれほど高くせずとも、駐車場のオーナーが利益を得られるからです。

ただし、未舗装の駐車場は、泥や砂利がはねて、車体が傷んでしまう可能性があります。雨の日は、ぬかるみで靴や服が汚れるかもしれません。こういったデメリットもふまえたうえで、利用するか検討しましょう。

機械式立体駐車場

先述のとおり、機械式駐車場は限られたスペースで多くの車をとめられるため、賃料が安い傾向があります。

また、機械式駐車場のなかでも、車高・車幅・重量の制限が厳しい場所は、駐車料金が安く設定されていることが多いでしょう。

ただし、機械式駐車場は入出庫に時間がかかるため、毎日車に乗る人には不便です。駐車の手軽さと駐車料金の安さを比較し、より自分に合った場所を選択しましょう。

利便性の低い土地や配置

利便性の低い駐車場や、車がとめにくい配置になっている駐車場は、一般的に賃料が安く設定されます。家から駐車場が多少離れていても問題ない場合は、利便性の低い場所で駐車場を探してみるのもおすすめです。

契約台数に空きが多いなど、場合によっては値段交渉の余地もあるかもしれません。

まとめ

駐車場料金は毎月かかるため、立地等を考慮しつつ、できるだけ駐車料金が安い場所を選択しましょう。

月極駐車場を探すなら、不動産屋や駐車場検索サイトなどを活用するのがおすすめです。また、家の近所を歩いて回ると、思わぬ場所に駐車場が見つかることもあるため、自分に合った場所がないか探してみてください。

全国の3万9,000カ所以上の月極駐車場が掲載されているアットパーキングなら、住所や地名を入力するだけで簡単に駐車場を検索できます。駐車場の条件を伝えるとおすすめの駐車場を紹介してもらえるため、まずは気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。