自宅から月極駐車場までの距離は近いほうが良い？駐車場の選び方も紹介
月極駐車場を借りる場合、自宅から近い場所を希望する人が多いでしょう。しかし、近くに駐車場が空いていない場合、距離の許容範囲はどのくらいなのでしょうか。
この記事では、月極駐車場を借りる際、自宅からの距離はどの程度まで許容できるのかについて解説します。
失敗しない月極駐車場の選び方のポイントも併せて紹介します。家の近くで月極駐車場を探そうとしている方は、ぜひ参考にしてください。
月極駐車場と自宅からの距離を優先する人は多い
車を所有する場合には、駐車場が必須です。駐車場がない賃貸物件に住む際には、近隣に月極駐車場を借りる必要があります。
月極駐車場を借りるときの条件は人それぞれですが、第一に自宅からできるだけ近いところを探す人が多いでしょう。
自宅からの距離は、駐車場の利便性に直結します。特に、車の使用頻度が高い人やお子様連れの方などは、自宅から距離の近い月極駐車場を選ぶのがおすすめです。
月極駐車場との距離はどれくらいが許容範囲？
月極駐車場と自宅との距離は、どれくらいが許容範囲なのでしょうか。法律で定められている駐車場と自宅との距離の上限についても触れながら、現実的なラインについて解説します。
車庫証明が取れる月極駐車場は自宅から2km以内
車を購入する際には車庫証明を取得し、車を使用する本拠の位置から直線で2km以内にある車庫を確保しなくてはなりません。このことは、「自動車の保管場所の確保等に関する法律」において定められています。個人の場合、本拠の位置とは自宅を指します。
2kmとは、実際にはどのくらいの遠さなのでしょうか。不動産業界の不動産広告では、距離の表示について、徒歩時間は80mにつき1分として表示するルールになっています。これにしたがって計算すると、2kmは25分ということになります。
ただし、直線距離で行けるとは限りません。実際には30分程度かかると考えられます。
あらかじめ許容範囲を考えておく
自宅から月極駐車場まで5分ならOKでも、10分だと遠いと感じることもあります。雨天のときにはさらに遠く感じるはずです。実際に歩いてみて、許容できる距離の目安をつかんでおきましょう。
仮に、10分までは許容範囲としても、それが毎日のことなのか、週に1度なのかによって負担感は変わってきます。スーパーの帰りで大量に荷物を抱えていることが多いのか、小さな子どもを連れているのかなど、想定されるシチュエーションにもよります。駐車場を使う頻度や用途、天候なども踏まえたうえで、許容できるラインを考えておくことが大事です。
月極駐車場は自宅からの距離だけでは決められないことも
自宅から駐車場が近いとかなり楽です。しかし、自宅に近い駐車場がすべて埋まっている場合もあります。特に、春先の引越しシーズンなど、タイミングによっては目当ての駐車場が空いていないこともあるでしょう。
近い駐車場が見つかっても、予算オーバーという可能性もあり得ます。予算オーバーの場合は、年間でどれくらい負担が増えるのか試算してみましょう。例えば、月額料金の予算が4,000円オーバーしていた場合、年間に換算すると4万8,000円となり、かなりの負担増となります。
駐車場の費用は、利用する頻度に関わらず、固定費として必ず払い続けるものです。予定よりも高くなりそうなときには、負担額が増えても距離が近いほうが良いのか考える必要があるでしょう。
前述のように大きな荷物を抱えて歩くことが多い場合には、近さを優先する価値は十分にあると考えられます。迷う場合は、選択肢を増やすために、少し範囲を広げて探してみましょう。
また、駐車場の月額料金は、立地だけではなく設備や舗装状態によっても変動するため、設備に見合った料金なのかを確認することも大事です。
失敗しない月極駐車場の選び方
ここからは、月極駐車場を選ぶ際に失敗しないために押さえておきたいポイントを紹介します。使い始めてから不便に気付くことのないよう、駐車場を契約する前には、次の6つのポイントをチェックしておきましょう。
車探しと同時に月極駐車場も探し始める
車を購入する際は、車探しを始めた段階で月極駐車場も探し始めるとよいでしょう。条件に合う月極駐車場がすぐに見つかるとは限りません。納車されたのに、とめる場所がないという状況は避けるべきです。
また、月極駐車場の車庫証明を申請する場合には、駐車場のオーナーあるいは管理会社に「保管場所使用承諾証明書」に記入してもらわなければなりません。必要書類の入手に時間がかかる点も考慮しましょう。
あらかじめ希望の条件を書き出しておく
月極駐車場を借りる際に何を重視するかは、人それぞれで異なります。使い始めてから後悔しないためには、譲れない条件を事前に書き出しておくとよいでしょう。
例えば、自宅から月極駐車場までの距離や月額料金、これから説明する駐車場の使い勝手、セキュリティなどが代表的な条件に挙げられます。
条件を書き出したら、優先順位も決めておきましょう。
車の出し入れがしやすいか確認する
駐車場を見つけたら、実際に出し入れをしてみて問題ないか確認しましょう。例えば、駐車場前面の道路が一方通行だったり、出入り口が狭かったりする駐車場では車の出し入れがしづらいため、契約するのは控えたほうがよいでしょう。人通りが多い道路に面した駐車場も運転しづらく、出し入れに時間がかかる可能性があります。
入出庫しづらい駐車場は、安全性の面でも懸念されます。自損事故やほかの車、歩行者との事故につながるおそれがあるため、たとえ近くても契約は見送るのが無難です。
敷地や区画の大きさを確認する
車のサイズに合う駐車場かどうかも、駐車場を探す際の必須条件です。自分の車のサイズは必ず確認しておきましょう。小さな車であれば特に問題はないはずですが、ワンボックスやSUVなどの大型車はとめられる駐車場が限られる場合があります。
駐車場を利用しているほかの車が大型車の場合、敷地の狭い駐車場では自分の車をとめられないことも考えられるため、敷地の広さも確認しておきましょう。敷地内で切り返しができるか、隣の車に接触せずにドアの開け閉めや乗り降りをスムーズに行なえるかもポイントです。
月極駐車場の舗装状況を確認する
駐車場の舗装状況も、使い勝手や安全性を左右します。敷地内が砂利や芝生の場合、飛び石によって車に傷が付く、雨の日に地面がぬかるんで車が汚れる、歩きにくいなどの支障も出てしまうでしょう。
さらに、区画の白線が消えかかっている、ロープで区画割りされている場合には、夜間に駐車する際に見えづらいことがあります。
できるだけ、アスファルトやコンクリートで舗装され、車止めブロックも設置されているところを選ぶと安全です。
月極駐車場の防犯面や明るさを確認する
駐車場のセキュリティ、特に夜間の防犯面を確認しておくことも大事です。夜には真っ暗で人通りが少なく、防犯対策もなされていない駐車場では、車両盗難や車上荒らしなどの犯罪が起こるリスクが高まります。
照明がある駐車場は夜間でも比較的明るいため、照明がない駐車場よりも安心です。夜間でも鮮明に写る防犯カメラが設置されている駐車場もおすすめします。
周辺エリアの治安も併せて確認しておきましょう。
まとめ
月極駐車場の利便性を考えるならば、できるだけ自宅から近いに越したことはありません。また、距離や料金に加えてチェックしておきたいポイントもあります。
自宅周辺で自分の条件にぴったり合う駐車場を探すなら、「アットパーキング」での検索が最適です。満車駐車場の看板のQRコードを読み取り、登録しておくと空きが出たらすぐにお知らせが届く画期的なサービス、「アキマチ予約」を利用することもできます。
自宅から近い月極駐車場を借りたい方や自宅により近いところに借り換えたい方は、ぜひアットパーキングにご相談ください。
